現在、日本人の5人に1人が花粉症といわれており、スギやヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなどが原因となって、目の痒み・異物感・充血、涙、立て続けのくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状をおこしています。悪化すると、咳、喉や皮膚の痒み、頭痛、倦怠感、微熱、不眠、下痢、体や顔のほてり、イライラ感など、様々な症状があらわれます。
現在、日本人の5人に1人が花粉症といわれており、スギやヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなどが原因となって、目の痒み・異物感・充血、涙、立て続けのくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状をおこしています。悪化すると、咳、喉や皮膚の痒み、頭痛、倦怠感、微熱、不眠、下痢、体や顔のほてり、イライラ感など、様々な症状があらわれます。
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、数滴の血液で簡単にできる血液検査によってアレルギーの原因を特定し、その上で抗原回避および薬物療法を中心に治療を行います。当院では、各種花粉、動物、食物、ハウスダスト、ダニなどに関する血液検査が可能です。
スギ花粉症のアレルギーの治療法の一つに、舌下免疫療法があります。
スギ花粉を含む治療薬を滴下し、舌下に保持させたまま2分間ほどそっとしておき、その後に飲み込みます。少量から始めて徐々に増やし、アレルギー反応を起こさないように仕向けていき、根本的に治療する方法です。
花粉の飛散時期に治療を開始することはできませんので、6月以降に治療が開始可能です。
舌下免疫療法は継続的な治療が必要で、まずは2年ほどこの治療を行い、効果を確認します。そこである程度効果の見られた方には、さらに3~5年間の治療をお勧めします。舌下免疫療法で根治するのは10~20%で、程度の差はありますが、全体の70~80%の人に有効と言われます。スギおよびダニの舌下免疫療法が可能ですが、現在当院ではスギの治療のみ行っております。
症状の出る前、花粉の飛散が開始する2週間前から服用することをお勧めします。症状が出てから薬を飲み始めるのに比べて、症状が軽く済むことが多いというデータがあります。特に鼻汁、くしゃみが強いタイプの人には効果的です。当院では眠気などの副作用の少ない新薬を積極的に導入しています。
花粉症治療の効果が強く副作用が少ないため、症状や鼻づまりが強い人には、点鼻薬も併用します。