下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤イメージ画像

脚の静脈には静脈弁があり、血液を心臓へ一方通行させることで、立っているときに血液が足に戻ってしまうのを防いでいます。この弁が壊れることで適切に閉じなくなり、本来なら心臓に還っていくはずの血液が逆流して脚の表面に流れて静脈にたまります。たまっている状態が長く続くと静脈の圧が上昇し、薄い静脈は水をためた風船のように徐々に拡張して青く浮き出てきます。これが下肢静脈瘤です。

美容的な問題のみならず、かゆみ、むくみなどの軽い症状から、悪化すると皮膚炎により色素沈着や、なかなか治らない傷(難治性潰瘍)を引き起こします。

下肢静脈瘤の主な症状

脚に血管の瘤がある/脚が痛い/脚が重い/脚が疲れやすい/脚がむくむ/脚がつる/脚の皮膚が変色した/脚の皮膚がかゆい/脚の皮膚から出血がある/脚の皮膚に潰瘍ができている など

下肢静脈瘤の検査

下肢静脈瘤の検査では、「下肢静脈エコー検査」を行います。
超音波を使用したこの検査により、どこの静脈にどの程度の逆流があるのかを調べ、治療が必要かどうかを判断します。

下肢静脈エコー検査

脚に超音波を当て、返ってくるエコー(反射波)を画像化し、静脈の逆流の有無、血栓の有無、血流の方向や血管の太さなどを調べます。主に、エコノミークラス症候群に代表される深部静脈血栓症や下肢静脈瘤の診断に用いられます。

通常は立った状態で脚にゼリーを塗り、そこに超音波発信器(プローブ)を当てるだけなので、痛みは伴いません。検査時間は、病状等によって異なりますが、片足で10分程度です。

下肢静脈瘤の治療

以下の4種類が、下肢静脈瘤の主な治療法です。

1.カテーテル焼灼術(ラジオ波焼灼術)

カテーテル手術(血管内治療)は現在、下肢静脈瘤治療の主流になっています。
膝のあたりから穿刺して静脈の中にカテーテルを通し、血管内からラジオ波による熱で静脈を焼灼し、塞いでしまう方法です。

この方法は、体への負担の少ない治療で、必要最小限の傷で静脈瘤の手術が可能です。
一般に治療に用いるカテーテルにはラジオ波とレーザーの2種類がございますが、治療効果は同等であり、当院では保険適用で日帰り手術が行える、ラジオ波による焼灼術を行っております。

2.ストリッピング手術
脚のつけ根と膝の内側2ヶ所を切って、静脈の中に細いワイヤーを入れ、ワイヤーごと静脈を抜き去る方法です。カテーテル焼灼術が行われるようになる前に何十年と行われていた一般的な手術法であり、現在でも行っている施設もあります。
3.硬化療法

比較的細い静脈瘤に有効(保険適用)で、静脈に血管を固める薬(硬化剤)を注入し、弾性包帯で皮膚の上から圧迫して血管を閉塞させる治療法です。患部の静脈を閉塞させると、血液は正常な静脈を流れるようになって、症状が改善します。

4.弾性ストッキング

手術やカテーテル治療を望まない方には有効な治療法です。
医療用弾性ストッキングは、普通のストッキングとは違う特殊な編み方でつくられており、足を強く圧迫します。静脈瘤を含めた表面の静脈はしっかり圧迫され、血液が心臓に戻りやすくなり、静脈そのものへのストレスも軽減し症状の改善が得られます。

自分の体に合ったサイズと強さの弾性ストッキングを着用すれば、静脈瘤の進行はある程度止まります。静脈瘤の根本的治療にはなりませんが、ストッキングを適切に装着することで様々な症状を緩和する効果が期待できます。

当院では、弾性ストッキングコンダクターの資格を持った看護師が適切な製品をご案内しています。

下肢静脈瘤でお悩みの方は、まずはご相談ください。
電話番号 0566-63-5677 JR東海道線「野田新町」駅南口より徒歩7分